大阪箕面にあるおすすめ隠れ宿「明治の森音羽山荘」

日々喧騒の中で暮らしているとふと現実逃避をしたくなるようなときがあります。

都会から少し離れた森の奥にひっそりと佇む音羽山荘。四季折々の美しさを目で、肌で、舌で感じることのできる愛しい隠れ宿です。

美しい自然をはらむ街、箕面

大阪府箕面市は、大阪駅から電車を乗り継ぎ30分ほど行ったところにある人口13万人ほどの中規模の市です。

駅の南側は大阪屈指のベッドタウンとなっており、その閑静な住宅街は住みたい街ランキングにその名を連ねています。

駅を少し北に行くと雰囲気はがらりと変わり自然がグッと色濃くなる。空気が変わるのを体全体で感じることができます。

その中でも特に人気なのが箕面の大滝。日本の滝100選にも選ばれているほどです。

悠久の森で感じる、自然のおもてなし

大正15年からその地にあり続け、今なお愛される明治の森音羽山荘。
タイムスリップしたかのようなそのレトロな雰囲気から一歩中に入れば、大正ロマン漂う空間にまた一つ感嘆のため息が出ます。

宿泊のできる部屋は四室。その規模から心づくしのもてなしと、おいしい料理をいただくことができます。

また、家族風呂や岩盤浴、足湯の施設で過ごすゆったりとした時間。

春は芽吹く新緑の力強さに勇気をもらい、夏は川床で夕涼み。
秋には燃えるようなもみじに目を奪われ、冬の静けさには心研ぎ澄まされるものがあります。

どの季節でも、どの客室からも趣のある景色を堪能することができるのが、大阪から一時間もないところにあるというのだから驚きです。

近隣散策でみつける、箕面の魅力

近隣は山となっていて、お寺や滝をめぐるウォーキングコースなどがあり、ここでも音羽山荘からめぐれるルートも記しておこうと思います。

おいしい食事、ゆったりした時間を過ごすのとはまた違ったリフレッシュの時間。

龍安寺(片道約15分)

日本最古の弁財天が祀られる龍安寺は、宝くじ(富くじ)の発祥の地であるといわれています。また、山伏の山岳修験道の根本道場でもあり、7月には全国から山伏が集合し大護摩供を行います。

唐人戻岩(片道約25分)

その昔唐の貴人が箕面の大滝に出向こうと歩いていたが、この巨大な2つの岩向こうにみえる山道の険しさに恐れをなし、とぼとぼ引き返したという言い伝えがあります。

箕面の大滝(片道約1時間)

落差33mを誇るの箕面の滝は、どの季節に行ってもその迫力と優美さにうっとりさせられます。近隣には足湯や茶屋もいくつかあり、有名なのがもみじの天ぷら。サクサクおいしいおやつはお土産にもおすすめです。一息入れたらまたもうひと踏ん張り。

勝尾寺(片道約2時間)

すべてに打ち勝つ!という勝尾寺も訪ねておきたいスポットの一つ。大きな山門をくぐると、鯉の泳ぐ大きな池、奉納されている大小さまざまな勝ちダルマ、とにかくパワーを感じることのできる大きなお寺です。春は桜が美しく、もみじの季節も圧巻。11月初旬から末日まではライトアップ期間もあり、赤いもみじとのコントラストは、なんとも新鮮です。

全部歩いて回るとなるとたっぷり1日かかるようなコースですが、ものすごく体力に自信のある人はぜひ勝尾寺まで足を運んでほしいです。見どころや行事などは四季折々にちりばめられているので、今回は大滝に、次回は勝尾寺にというようなプランを練るのもいいかもしれません。

最後に

日々の中で忘れかけていた時間が、切り取られたかのようにそこにあります。

どこか懐かしいような、触ればすぐに解けてなくなりそうな愛おしい時間です。

自然の色の濃さと迫力に軽いめまいさえ覚えます。けれども、体が、自分自身が、強くそれを求めているのを感じます。だから何度でも足を運びたくなるのかもしれません。

そして、そんな私たちを箕面の自然や音羽山荘の方たちは何度でも迎え入れてくれるのです。

「おかえりなさい」と、心を込めて。

♦大阪府のおすすめ隠れ宿♦
明治の森音羽山荘
http://sansou.otowa.ne.jp/
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(この記事内の画像は公式HP<http://sansou.otowa.ne.jp/>から引用しています。)