初めての海外レンタカードライブ旅にお勧め、イングランド。レンタカーを予約して旅行に出かけよう!

ビートルズ、ビッグベン、産業革命、紅茶、フットボールなどイギリスから連想するものがたくさんあるイギリス、正式名称は、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」、でイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの主な4つの国と周辺の島からなる小さな大国です。

その面積は、日本の約3分の2ほどと決して大きくないものの、世界でも一早く産業革命を遂げたイギリスは、19世紀初頭に世界に進出し、大英帝国として、その名を馳せました。

その誇りと伝統と歴史が息づくこの国は、訪れる人を魅了して止みません。

その中でも首都ロンドンを擁するイングランドでは、主要産業の6番目に観光産業が位置づけられ、毎年何千人もの観光客がこの国を訪れます。

ロンドンの中心では、伝統/歴史と現代建築やアートの融合が楽しめ、ロンドンの中心から少し外れると、まさに古き良き時代のイギリス/イングランドを象徴するかのような、落ち着きのある街並、13~18世紀に建てられ、以来ずっと町人・村人に利用されてきた教会が佇み、荘園領主のお屋敷が今もなお、荘厳さと美しさを保ったまま残っている、魅力いっぱいの田舎町は、訪れる価値ありです。

日本からロンドンまでのアクセスは、抜群、チョイスも豊富

日本からイギリスの玄関口、ロンドン・ヒースロー空港までの直行便は、羽田または成田から、全日空、日本航空、英国航空が就航しています。直行便で約12時間ほどです。

大阪、名古屋からは、羽田、成田から出発ももちろん、KLMオランダ航空や、大韓航空などが、それぞれ、アムステルダムやソウルを経由し、ロンドンに向かう便を最短14時間ほどで結んでいます。

休暇に少し余裕がある人は、エミレーツ航空やエチハド航空などを利用して、中東でストップオーバー1、2泊ほどを組み込んで、1回の旅で全く異なる2か国を楽しんでしまうのもありです。

雄大な田園風景を楽しみながらのドライブ、初心者にも最適

海外でドライブをしてみたいけど、ちょっと不安という人には、断然、イングランドでの初ドライブがお勧めです。

その最大の理由は、日本と同じ左側通行であり、追い越し車線も日本と同じ右側ということです。海外に行くと、日本と逆の右側通行という国がほとんどですが、イングランドは、日本と同じなので、安心です。

日本人にとっては、一番馴染みのある外国語が英語という人が大半でしょうから、やはり英語という環境も初めてのドライブのハードルを少し下げてくれるのでは。

海外で初ドライブではない人にも、イングランドでのドライブをお勧めしたいその理由は、公共交通機関のアクセスが良くない、またはほとんどないところほど、素敵な観光スポットがあるからです。

イングランドでは、ナショナル・トラストという団体が、国内の多くの景観スポットを保護する活動をしており、自然や歴史的建造物、その融合を楽しむことができます。そのほとんどが電車やバスを乗り継がなければ到達できず、また電車やバスの本数は限られ、観光できる時間が限られてしまいます。せっかくなら、時間を気にせず、散策を楽しみたいものです。

ほぼ日本と同じ交通ルールで、整備された運転しやすい国なら、ドライブでいった方が楽しめること間違いなしです。

車だから思う存分満喫できるコッツウォルズへのドライブの旅がお勧め

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ロンドンから日帰りや1泊でのおでかけに最適なのが、12~18世紀の街並みが残されているコッツウォルズ地方です。多くの旅行会社がツアーを出しているので、たしかにツアーでいくこともできる場所ですが、日帰りツアーでは足早に、30分~1時間で足早に2,3の村を訪れて終わりです。

コッツウォルズは、ざっくりいうと、オックスフォード、ストラットフォード・アポン・エイヴォン、バースを結んだ三角形の中に相当するかなり広いエリアを指します。このエリアに、コッツウォルズで取れる蜂蜜色の石でできた家々が並ぶ小さな村が点在しており、古い町並みは、12世紀や13世紀から存在する教会やマーケットクロスなど、まさにタイムスリップしたかのような村々がたくさんあります。

また、ガーデニング好きにはたまらない、イングリッシュガーデンもこのコッツウォルズ地方にはいくつもあります。見どころいっぱいのコッツウォルズは1泊2日のドライブ旅で、好きな村を思うがままに散策するのがお勧めです。

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ロンドンから行くと、コッツウォルズの東の玄関口にあたる、アンティークで有名なバーフォードで最初のストップ、そして、さらに西に車を進めて、コッツウォルズのベニスと称される、川に小さな橋がいくつも架かったボートン・オン・ザ・ウォーターへ。ここには、コッツウォルズの中でも比較的大きな村なので、カフェやレストランがたくさん、ランチをするのに最適です。

ランチの後は、30分ほど、南に車を走らせ、19世紀の詩人でありデザイナーでもあったウィリアム・モリスが「イギリスで一番美しい村」と称したバイブリーを訪問。

宿は、コッツウォルズにたくさんある元荘園領主の家を改造したマナーハウスやB&Bでの滞在がお勧めです。

バイブリーを訪れた後、まだ気力があれば、1時間ほど車を走らせ、カッスルクームのザ・マナーハウスに滞在してみては?コッツウォルズストーンでできたお屋敷での滞在は忘れられない夜になるでしょう。

翌日は、北上して、チッピングカムデンを訪問。ここは、茅葺屋根とコッツウォルズストーンの家の佇まいがなんとも美しい村です。そして、方角をロンドンに帰る方向に定めつつ、道中のかわいらしい村を立ち寄るのもよし、道中にあるウィンストン・チャーチル首相の誕生した、ブレナム宮殿に立ち寄るのもよし、または、ブランド品のアウトレットショッピングモール、ビスタービレッジでショッピングを楽しむのもよしと、ロンドンに戻る道もチョイスが豊富です。

こんなに堪能できるのは、自分でドライブしていくからこそできるのです。

カメラだらけのロンドン市内、違反、混雑税は要注意

ロンドン市内を車で走行する際は、注意することがいっぱいです。

まず、平日7時~18時にロンドンの中心部の混雑税(CONGESTION CHARGE)対象エリアに入る際は、1日につき11.50ポンドの税金の支払い義務があります。エリアに入る数マイル前、エリアに入るところに、赤地に白で「C」と書かれた標識が立っていますので、注意してみていてください。

支払は、その日のうちにすることが必要で、万が一、忘れても翌日中に払えば、14ポンドで済みますが(2016年12月現在)、それを過ぎると、多額の罰金となります。支払は、TRANSPORT FOR LONDONのホームページでオンライン支払か、電話での支払いとなります。車をレンタルする際は、混雑税が含まれているか、確認してください。含まれていない場合が多いようです。

ロンドン市内は、監視カメラが至るところに設置されています。混雑税もそうですが、その他違反もその場で警察に捕まらなくても、監視カメラによって、追って罰金の通知が届きます。

レンタカーの場合も、レンタカー会社から通知がくるので、十分気を付けてください。

物価が高いといわれるロンドンでも、果物、野菜はお買い得!

なんでも高いのがロンドンですが、日本と比べて、ほぼ間違いなく安く手に入れられるものは、スーパーでの果物や野菜です。

その種類の豊富さは、EU圏内各国から簡単に流通してくること、そして、世界に植民地を築いた故か、他民族国家故か、日本とは段違いです。

果物も野菜もバラ売りで一つから購入可、バナナ1本12ペンス(約17円)とか、リンゴ1個20ペンス(約29円)などで購入できます。また、食べやすいように切った野菜とディップ用ソースが添えられているものなども売られています。

観光、ドライブのお供に、ヘルシーかつお手軽、それでいて、安く腹ごしらえができるスーパーを是非活用してみてください。