カリブ海のヨーロッパ。飛行機の離発着を間近で見られる迫力の島「セント・マーチン」

海外旅行には危険がつきもの。渡航先の地域によっては、正に命を危険に晒す場合があります。

スリルを求めるだけの旅行ならば、他にもやり方はあります。

しかし、そこはお金を出して旅をする訳だから、それなりに充実が欲しい。

そうした意味で、「もってこい」の場所があります。

カリブ海に浮かぶリーワード諸島。

セント・マーチン島です。

セント・マーチン島とは!?どんな島?

カリブ海。赤道直下の島国。その一つ「セント・マーチン島」は島の北部はフランス領。南部はオランダ領と分割されており、二つの国によって成り立っている島です。大雑把な言い方ですが、一つの島で二つの文化を楽しめる島です。

首都はマリゴでフランス領の島西部に位置します。風光明媚なマリゴ湾と潟湖シンプソン・ベイ・ラグーンの景観も最高です。気候も温暖で貿易風が流れる関係で、年間を通じて最高気温は30℃前後とさほど高くありません。

標高424mのピク・パラディという休火山もあり、島の面積も 88 ㎢と海と山が隣接している感じは緑と青を一緒に楽しめる正に「アイランド」です。

昔から在る古き良き港町。そんな感じでしょうか。フランスとオランダの二つの国の文化が融合している雰囲気はとてもフレンドリーで和やかです。

島の発見から、戦争をくぐり抜けて来た歴史の爪痕を残しつつも、独自の文化の発展と進化を遂げて来た島には、フレンチレストランが多く存在します。食通を唸らせる様なレストランもあり、食文化としての島の貴重性も高いです。「レストラン村」、「レストラン通り」と呼ばれる「グラン・ケース」では心行くまで美味しい食事を楽しみたいものです。

そうした、ゆったりとした時間を過ごす一方で、飛行機好きにはたまらないスポットがあります。

この国の玄関先でもある空港。ここは絶対に訪れるべき「スリルに満ちた場所」です。

オランダ領西部に位置する「プリンセス・ジュリアナ国際空港」。大型ジェット機が離発着する事が可能な空港で、見どころは海岸と目と鼻の先に滑走路の端が在る「マホベイビーチ」です。

海岸に寝そべっていると頭上をジェット機が落ちて来る様な感じの距離感。手を伸ばせば触れるくらいの高さで着陸してきます。遠目から見ていると飛行機が近づいてきて着陸するまでの一部始終を見る事が出来るのです。

離陸の時の砂を巻き上げて吹き上げる光景もまた面白いものです。飛行機マニアには垂涎の空港。危険とも言えるので浜辺で寛ぎながらもスリルを味わう事が出来ます。

セント・マーチン島までの費用はどのくらい?

旅行プランは宿泊ホテルや滞在日数の違いによって費用は異なりますが、6~7日間のプランで20万円前後が一般的です。

日本から出発する場合は、羽田・成田からアメリカン航空を使用し、アメリカ国内を二ヶ所経由し(ロサンゼルス、ダラス、シカゴ等)セント・マーチン島へ到着します。

ホテルは空港近くに多数隣接しており、空港へのアクセスも便利です。

ソネスタ・マホ・ビーチ・リゾート&カジノ(セント・マーチン)等は僅かな追加料金を支払えば、オーシャンビュー、アイランドビュー等が選択できます。

ゆったりとした寛ぎと癒しの時間を過ごす事が出来ます。
プランや費用に合わせてチョイスしたいですね。

まとめ

旅の醍醐味は、旅行先での絶景や何処か懐かしい雰囲気を感じたり、セント・マーチン島であれば異国情緒を味わう事です。

経由するアメリカとはまた違ったテイストを持った欧州領の島。

けれども、故にある種のタイムスリップ的な感覚を味わう事が出来るだけに、飛行機の離発着のダイナミックな姿を味わいつつ、ビーチで、マウンテンを楽しむことができます。

飛行機好きの方のみならず、南国へ旅したいと思う方へお薦めする「セント・マーチン島」です。