奇跡の土地で起きた本当の奇跡

カテゴリー【旅✖️神様】の記事は、様々な人の旅先で起きた奇跡の瞬間を、旅人独自の表現方法でお伝えしている記事です。この記事を読んで、できるだけ多くの人に同じような奇跡の体験をしていただきたい、そのために様々な場所へ旅に出てもらいたい、その思いで伝えています。

 

聖母マリアに呼ばれて

私はクリスチャンではないのですが、カトリック系の学校を卒業していたので、キリスト教のことは割と身近な感じがしていました。

私は特にどの宗教にも属していませんし、それほど信心深いというわけでもないのですが、テレビで見たポルトガルのファティマの奇跡がとても気になっていました。

私がまだニューヨークに住んでいた頃、10月13日のファティマの奇跡の日にファティマに行きたいと突然思い立ったのです。

それを日本にいる友達に電話で話したら、霊感があるその友達の知り合いが私を透視して、聖母マリアに呼ばれているのだから行ったほうがいいと言われました。

そして、ニューヨークに住む学校の先輩を誘って10月13日のファティマの奇跡の日に焦点を合わせてポルトガルに行くことにしたのです。

私はその先輩に、どうやら聖母マリアさまに呼ばれているらしいというようなことを言いました。先輩はちょっと笑っていましたが、そういうこともあるかもしれないと言ってくれて、じゃあ、呼ばれているということは、道中無事で居られるってことね、と言いました。

ポルトガルに行くのは2度目でしたので、ちょっと慣れていました。リスボンでレンタカーを借りて、ポルトガルを旅行して、10月13日の奇跡の日の前日にファティマに着くようなスケジュールを立てて行ったのです。

体調がすぐれないままの旅行になりました

私はポルトガルに着いてから、風邪をひいたらしく、扁桃腺が腫れて、声がかすれ、喉がナイフで切るように痛くて仕方がなかったのです。風邪薬は持って行っていたので飲んでいましたが、扁桃腺の腫れはなかなかひどくて、痛みで首が回らないような感じでした。先輩は私が高熱を出すのではないかと心配してくれましたが、それでも車を運転するのは私なので、風邪薬を飲みながら、運転してファティマに向かいました。

トローチがなかったので、キャンディーを買って飴を舐めながらなんとかファティマに着いたというような感じでした。

私は首にスカーフを巻いて、冷やさないようにしていました。

10月のポルトガルはそれほど寒くないのですが、ファティマあたりになると肌寒い感じがしました。

私の喉の状態は最悪で、痛くて痛くて仕方がありませんでした。

取れないホテルが奇跡的に取れました

私たちはフィアティマのホテルを予約していなかったのです。

もともとファティマに行こうと思い立った時にはすでにファティマのホテルは満杯で、予約が取れない状態だったのです。でも、私は呼ばれているのだから泊まれそうだと変な感じがして、ファティマに直接行ったのです。そして、大聖堂の一番近くにあるホテルに飛び込みで入ったら「今、キャンセルが入りました」とフロントの男性が言い、部屋が取れたのです。

これはもう奇跡としか言いようがないことでした。

そして、驚いたことはホテルの部屋に入った途端に、あれほど痛かった喉の痛みが完全に消えたのです。数日ずっと痛かった喉が嘘のように痛く無くなったのです。

これはもう奇跡です。

先輩は油断して熱が出ないようにしてね、と言いましたが、確かにホテルに着いた時までは首が回らないくらい喉が痛かったのに、部屋に入った途端に痛みが消えたのです。

それ以来、喉が痛くなることはありませんでした。

私はファティマに扁桃腺の痛みを治してもらいに来た訳ではないのに、と思いました。もっと違う願いをするために行ったのに、扁桃腺が治っただけで済んだら嫌だな、と思いました。

そして、聖水を朝から飲みました。聖水はすごく澄んでいて、とても冷たくて美味しかったです。

私のファティマの奇跡は本当に奇跡と呼べるものでした。