日本人が知らないとっておきの旅行先、フランスの城塞都市カルカソンヌ

フランス旅行というと、まずはパリを訪れる人が多いでしょう。パリは見るところが多く、交通も便利で歩きやすいのですが、観光客向けのお店も多く、多国籍で雑多な雰囲気も感じられてしまいます。

しかし、地方に行くと、そんな雰囲気はなく、ヨーロッパならではの風景が見られます。フランスへ行くならぜひ地方へも足を運んでほしいと思います。

パリだけじゃない!フランスでおすすめの旅行先

今回ご紹介するおすすめの旅行地はフランスの南西部に位置する「カルカソンヌ」です。

ピレネー山脈の麓に位置し、世界遺産のカルカソンヌ城塞があります。

カルカソンヌは世界的には有名ですが、アジア人観光客が比較的少ない場所です。
おそらく一番多いのはヨーロッパの観光客だと思われます。

カルカソンヌへの生き方及び費用は?

カルカソンヌはパリやマルセイユ、ボルドーから列車やバスで行く事ができます。
東京からパリを経由して行く場合、成田からパリまでは直行でも8万円代から往復チケットがあります。飛行時間は12時間半です。そこから列車で5時間半、片道切符は1万2千円ほどです。

ホテルは約8000円くらいからあります。ライトアップがきれいなので、なるべく城壁の近くに宿泊されるのをおすすめします。城壁内にもホテルはあります。

駅前は色んなお店もあって便利なのですが、城壁まで少し遠いことが難点です。

カルソンヌでは何をする?

カルカソンヌではユネスコ世界遺産に登録されている歴史的城塞を訪れてみて下さい。

日本人には馴染みの薄い観光地ですが、フランス内ではモンサンミッシェルに次ぐ来場者数がある場所なのです。

二重の城壁はまるで『進撃の巨人』の舞台のようです(実際にモデルになったとも推測されています)。

二重の城壁は総延長3kmで、城壁に囲まれたエリアには53もの塔が聳え立っています。城壁内は歩いて一周できますす。その城壁の中にレストランや宿泊施設、お土産屋さん、大聖堂などがあります。

また、コンタル城の中の見学もおすすめです。古代から中世ヨーロッパの奥深い歴史の雰囲気に浸ることができます。大聖堂の中の美しいステンドグラスもぜひご覧ください。

お昼に歩くのも良いのですが、夜は幻想的でより昔の雰囲気を感じることができます。
そして外からのライトアップも必見です。

まるで一枚の絵画のように美しい城壁をご覧ください。

なぜカルソンヌに行くべきなのか

イタリアでいうナポリのように、フランスではカルソンヌを見ずして死ぬなと言われているほどの街です。

城壁はとても立派で見ごたえがあり、なぜ日本では有名でないのか不思議に思うほど、満足度の高い観光地だです。

レストランもたくさんあり、欧米人のようにテラス席でゆったりするのも良いでしょう。アイスクリーム屋さんなどもありますので、食べ歩きしながらゆっくり散策できます。城壁から離れた場所では英語が通じない場合もありますが、城壁内のお店では大抵ちゃんと通じます。

その他とっておきの情報

パリからは遠いため、近くのニースやマルセイユなどと共に訪れるのがおすすめです。それぞれの街を2泊ずつくらいすればどの街もしっかりと観光することができます。

列車でも行けますが、各都市からバスも出ています。バスは時期によってとても安いチケットがありますので、ぜひチェックしてみてください。のんびりとバスに揺られながら行く旅もおすすめです!

カルカソンヌ城壁内は観光客の多い日中よりも夜や早朝の方が人も少なくなり、景観が良くなります。
また、8月は特に観光客が多いため、少しずらして行った方が良いでしょう。

城壁の上に登ることも出来るので、子供の頃のような気持ちで散策してみて下さい。

城壁自体が丘の上にあるため、外側の街も一望できます。圧倒されるような高い城壁と美しい青空の対比はまるで絵画を見ているような気分になれますので、日頃あまり写真を撮らない人でもカメラが手放せなくなるでしょう。

映画や海外歴史ドラマの中のような世界をぜひ堪能して下さい。