雨の旅情と京丹後。忍び旅におススメの限定隠れ家「あまやどりの宿」

季節は秋。

とは言え、日中は夏日の所もまだある位に寒暖差が激しい。

こうした夏と秋が同居する季節は、体の怠さと共に何処かで一休みしたい気持ちが去来します。昼間の太陽に照らされた紅葉は、緑から黄色、そして真紅へとその彩を変えて行く。目に鮮やかな季節。

一服して行こうか。来るべき厳しい冬の寒さへの準備と夏の疲れを癒す旅。のんびりと、そして、現実から逃避するかの如く日常の喧騒から離れる。

まさに、ふらっと旅が似合う季節になりました。

京丹後という場所

日本海に面した静かな温泉地です。体を休めるには絶好の場所でしょう。今回ご紹介する温泉・旅館も同様に「忍び」でひっそりと泊まってみたい宿の一つです。

位置する場所は、日本海に面した関西地方。若狭湾を太鼓山で隔てた西側に位置する京都府京丹後市の「あまやどりの宿雨情草庵」です。

南北に長い京都府の北端に位置し、兵庫県との県境が隣接しています。京丹後市の北部に位置し、京都・大阪から自動車で二時間半とドライブを兼ねて足を運ぶのには、近すぎず・遠すぎずで丁度良い距離感です。鉄道でのアクセスも大阪・京都駅から「天橋立駅」を経由して夕日ケ浦木津温泉駅へと繋がる。約三時間の旅となります。

夕日ケ浦木津温泉のある京丹後市は、京都の最北部にあり、久美浜湾を要する入り組んだ小さな漁港が点在する人口6万人弱の都市です。点在する漁港を始めとして、古式ゆかしい日本の街並みが残されていて、さながら、タイムスリップしたような雰囲気があります。

おすすめ隠れ宿「あまやどりの宿雨情草庵」

京丹後市網野町にある「夕日ヶ浦温泉」は美人の湯として名高い。単純温泉で40~43℃であり、日本の夕陽百選にも選ばれた風光明媚な温泉郷です。

温泉宿は40軒弱と少ないですが、浜詰地区にはカニを堪能できる宿が集中しています。冬のカニとしても名高い温泉地です。

そんな鄙びた温泉郷にあるのが「あまやどりの宿雨情草庵」。日本海に面し山岳地域を背にしている場所柄、時折急に天気が変わります。宿の案内にもありますが「弁当忘れても傘を忘れるな~」と言うぐらい「ぱらり」と雨が降ります。宿の名前にも「雨情」とある位、雨まじりの天候に絡んだ四季折々の風景が生み出されます。

「雨が止むまで、時間を忘れてゆっくりと時の流れるのを楽しみたい」

「雨もまたをかし」

そんな一句読みたくなる様な雰囲気と、若狭湾・日本海で獲れた新鮮な魚介や山の幸を堪能できるのが「あまやどりの宿雨情草庵」です。正に疲れた体と心に恵みの雨ならぬ保養を与えてくれるのです。

宿のお部屋は、それぞれが和室、ベッドルーム、リビング、デッキ付きの露天風呂、シャワールームを備えた独立した造りになっており、泊り客通しの干渉がありません。そのため、各々ゆっくりと心行くまで寛ぐ事が出来ます。

雨上がりの夜空をデッキテラスで眺めるもよし、露天風呂に入りながら雨を楽しむもよし。純和風の日本家屋の良さと、それでいて使い勝手の良いモダンを上手く取り入れた小粋な部屋作りとなっています。

四季折々変わりゆく自然と季節感・新鮮な空気と心から寛ぎ、温まる温泉を楽しむ事が出来ます。

特別棟の「宗家」も百五十年前の古材を随所に用い明治から大正に在った様な漆黒の木材と白壁のコントラストが何とも言えない美しさを醸し出し、囲炉裏部屋と開放的なミストサウナ付きの温泉も備えています。

料理は無論絶品!春夏秋冬、豊かな海と山で獲れる豊かな旬の厳選された幸を味わう事が出来ます。獲れたての新鮮な素材と匠の技が織りなす目にも鮮やかな京懐石料理を是非ご賞味いただきたいです。

京丹後市の魅力・みどころ

京丹後市にある夕日ヶ浦温泉周辺には、小規模の温泉が点在します。

兵庫県の城崎温泉とは目と鼻の先で、周辺の海岸沿いには名所が点在。久美浜湾を一望できる「かぶと山公園」は山陰海岸国立公園に指定されています。その公園内には小天橋(天橋立のスモールバージョン)や関西屈指のロングビーチがあり、国の名勝でもある「琴引浜」や「網野銚子山古墳(国の史跡)」も有名です。豪商稲葉本家 も 国の登録有形文化財として名高いです。

正に「あまやどり」をしながらふらりと足を運んでみたい名勝が点在しているのです。心休まる、自然からのエナジーを貰える地域です。

♦兵庫県のおすすめ隠れ宿♦
あまやどりの宿雨情草庵
http://www.ama-yadori.com/
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(この記事内の画像は公式HP<http://www.ama-yadori.com/>から引用しています。)