高知県28番札所大日寺近くのおすすめ隠れ宿「小さなお宿遊庵」

四国にある88ヶ所のお寺を巡るお遍路。

遍路宿や宿坊は基本的に夕食と翌日の朝食付きで6000~7000円くらいが相場です。必ずしもお遍路さんでなくても泊めてくれますが宿泊料は少しだけ割高になるところもあります。

もちろん、歩き遍路ではなくて車で回ってもお遍路さんはお遍路さんですからお遍路さん料金で泊まれると思います。

お遍路のコースは大まかに言って徳島からずっと海岸縁をルートですから、漁港も多く宿の食事の多くは魚料理でしかも刺身が多いのが特徴だと思います。

特に、高知に入ると毎日のようにカツオが出てきました。高知で出てくるカツオは鮮度も高く非常に美味しいです。

今回はそんなお遍路目線でおすすめの隠れ宿を紹介します!

黄色い一軒家の宿「小さなお宿遊庵」

お遍路でおすすめしたい宿は高知県香南市野市町にある「小さなお宿遊庵」です。

お遍路の札所で言うと28番札所の大日寺のすぐ近くにあって少し盛り上がったところにある黄色い一軒家です。

外装は真っ黄色と少しアレッと思わせますが、中は落ち着いた雰囲気の宿です。もちろんお遍路でない人も問題なく泊まれます。

この宿は夫婦ふたりだけで切り盛りしていて部屋が3部屋しかなく隠れ家的な宿です。

まさに、「小さなお宿」の名前がふさわしい宿。

1階に8畳の和室と2階に6畳の洋室、そして14畳の洋室になっています。和室も2階の洋室も落ち着いた作りの素敵なお部屋です。宿のところどころに可愛いオブジェや器があったりしてお遍路宿のイメージではないです。

歩きの遍路として泊まる場合は交通アクセスはあまり関係ないですが、最寄りの駅は土佐くろしお鉄道の「のいち」駅から車で約5分、高知市内のはりまや橋から車で約30分です。

どちらにしてもお遍路でなければ、車で行くのがベストです。もちろん、駐車場は宿にあります。

一番のおすすめ、新鮮な海鮮料理の数々

ここのおすすめの一番の理由は食事が素晴らしいことです。

その日にとれた新鮮な地元食材が和風においしくいただけます。器もとても素敵でご主人のおもいやりが食事のすべてにあらわれているように思います。

また、接客も素晴らしく。宿泊客が少ない日でも、ずっと関わってくるわけでもなく、でも完全に放っておくわけでもなくとても快適な距離感の接客でした。

最後には元パティシエだったご主人お手製のスウィーツもいただけて大満足の食事です。

宿泊料は12食付きで6500円~7500円。お遍路としての宿泊料金は通常よりも少し安く、6畳の洋室2食付きで6300円です。

何れにしてもこの内容の2食付きの宿泊料金は格安です。

高知県香南市のおすすめ観光スポット

香南市には江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の測量地などもありますが、おすすめするのは赤岡の「絵金蔵(えきんぐら)」です。

遍路道を大日寺を目指して赤岡町に入ると町の通りの電柱にやたら「恐ろしくて美しい絵金蔵」という赤いおどろおどろしい浮世絵のようなポスターがいたるところに貼ってあります。「絵金蔵」なんて初めて聞く言葉なので何のことがわからずに町を通り過ぎる人も多いですが、絵師金蔵、略して絵金と呼ばれた不運な絵師の絵を飾ってある隠れ観光地です。

その絵は残酷な血にまみれた絵でありながら美しく感じるなんとも不思議な絵。

まさに「恐ろしくて美しい」絵です。

中々言葉で表すのは難しいこでぜひ一度見に行ってください。そしてその時の宿泊は「小さなお宿遊庵」をおすすめします。

♦高知県のおすすめの隠れ宿♦
小さなお宿遊庵
http://tosaichi.jp/youan/kannai.html

(この記事内の画像は公式HP<http://tosaichi.jp/youan/kannai.html>から引用しています。)